初夏の爽やかさと夏に向かう気配を感じるこの頃となりました。皆様いかがお過ごしですか。
6月の上旬は高総体・中総体があり、部活に応援にと忙しい日が続きます。さらに下旬には、中間テストがやってきます。ひとまず新しい学年で、運動に勉強に精いっぱいがんばってほしいです。
6月の後半の中間テストに備えて、「Two Sundays」を6月12日・19日の日曜日、泉中央教室で14:00〜18:00の時間帯で行います。中学生は、それぞれの中学校の中間テストの試験範囲が分かり次第、早めにご連絡下さい。それをもとに事前に5教科のプリントを作成し、練習していきます。また高校生には、同じ日程・時間帯で教室を開けます。中間テストの自習に利用してください。
5月 | 30日(月)・31日(火) | 5週目ですが通常授業を行います。 |
6月 | 12日(日)19日(日) | 「Two Sundays」にともない自習室を開放します。 |
27日(月)28日(火)29日(水)30日(木) | 5月からの休みの振替と6月の5週目で、通常授業はお休みです。<プレ夏期講習>を行いますので、後ほどご案内を差し上げます。 |
もともと「家庭教師」を始めたのは、私が大学生のときでした。近所のお母さんに子供の勉強を見てくれないかと頼まれて、それが始まりでした。それが次々とつながっていって、いろんな子供の家庭教師を続けました。中には有名な細菌学者の孫という生徒もいました。私自身も大学の時はいろいろ迷いの時で、結局別な大学を再度受験して、2つ目の大学に入学したりしました。心理学か社会学かと考えて、結局社会学を選びました。研究者の道も考えましたが、大学を卒業した後も、東京で塾を続けていくことになりました。当時は個別指導というのは珍しかったのですが、たくさんの生徒が来てくれました。本当に成り行きに任せてしまい、親にも心配されましたが、教えるということが好きというのは本当でした。その後、仙台に引っ越しても塾を続けてきて、20年以上がたちました。結局、最初から考えると、40年以上塾の仕事を続けてきたことになります。その間にいろいろな生徒の勉強をみてきて、勉強に限らずいろいろなことをと学んできました。もともと私には、立派な理想とか、誇れる考えがあったのではなく、ただ単に勉強で困っている生徒がいて、「私はそのやり方を知っているよ」というだけのことでした。そしてそれが、たまたま続いて今になった、と言えばそうなのです。
でもそうやって続けていく中で、いろいろなことが分かってきました。もちろん楽しいこともたくさんありました。志望校に合格していく生徒もたくさんいました。そのような、自分の力を発揮していける生徒は心強いです。でも、出だしで後れを取ったりして、何かのきっかけでうまくいかずに勉強についていけない生徒がかなりいます。そういう生徒は、いったん立ち止まってもらって、ゆっくりと再スタートして、復帰する余裕を与えてみてもいいと思います。でも問題はそういう余裕が、世の中にはないことです。
これが今の生徒たちに重苦しい気持ちを与えている原因のひとつと思います。彼らは時間がない、時間がない、と焦っています。できるだけ時間を使わずに要領よくうまく突破させるためにどうしたらいいか、そのために頭を使います。効率がいい方法、考えを巡らせます。これが今の世の中の勉強を、狭い、暗い、つまらないものにしている原因ではないか、と私は思います。
もっと余裕を持ちましょう。ゆっくりと、物事を考えましょう、と私は思います。そこにこそ新しいあなただけの道が開けるきっかけになるかも知れません。
今回はここまでということにします。これから少しこれまでのことを振り返って、次回は印象の強かった生徒や親御さんのことなど、書いてみたいと思います。