2018年 11月 18日 (日)

JUKU ペガサス仙台南光台教室(仙台市泉区南光台)

塾ブログ

塾長ブログ(JUKUペガサス仙台南光台教室): 2012年3月アーカイブ

2012年3月 6日

「講師×塾長」ページを公開しました

カテゴリ:塾報

 当塾の元塾生・現役講師と塾長矢吹による座談会ページ「講師×塾長」が完成しましたので、こちらのページから是非ご覧ください。

 なお、今回登場していただいた元塾生・現役講師は、板橋佑介さん(東北大学工学部4年生)、野村奈美さん(福島大学大学院修士1年生)、大井翔平さん(東北大学工学部2年生)の3名です。

 また、この座談会のために野村さんが用意してくれた資料「小学校の時期における学びの大切さ」も以下に掲載しますので、よろしければご覧ください。


小学校の時期における学びの大切さ

野村奈美  

こでは、2つの代表的な発達段階を例に挙げて、小学校の時期における学びの大切さについてお話ししたいと思います。

まず、エリクソンの心理社会的発達というものからお話したいと思います。エリクソンは、人間は心理的・社会的に一生涯発達をし続けるという考えを主張した人です。彼の理論のなかで一番有名なのが、アイデンティティの確立というものです。エリクソンは、12歳から15歳の間を前青年期と呼び、アイデンティティの確立が課題となる時期としています。アイデンティティの確立というのは、日本語では自己同一性と呼ばれ、簡単に言いかえれば「自分は自分で他の何者でもない、と思えるようになること」です。このようにして、アイデンティティが確立されることで、自分はどんなことがしたいのか、将来はどんな職業につきたいのかを考える基盤となると言われています。エリクソンは、それぞれの時期の発達において重要となるのは、それ以前の段階でどのように発達課題を達成したのかということであると述べています。前青年期の前段階は、児童期と呼ばれ、6歳から12歳までの時期を指します。この児童期は勤勉性を身につけることが課題となる時期とされています。もし、これに失敗すれば劣等感を持つこととなり、それが次の前青年期において、アイデンティティの確立の大きな阻害要因となってしまいます。もし、前青年期でアイデンティティの確立に失敗してしまうと、自分がどんなことをしたいのかがよくわからず、将来に対しても不安を持ちつづけることになります。こういった問題は、将来の就職、またその後の人生において大きな影響をもたらすことになります。

次にお話しするのは、知能の発達についての理論を提唱したピアジェの発達理論です。ピアジェは、2歳から6歳を前操作期、6歳から12歳を具体的操作期、12歳以降を形式的操作期としました。まず、前操作期というのは、言葉をある程度獲得し、思考を行なっているものの見かけにだまされやすく、論理的思考がなかなかうまくできない段階です。次に、具体的操作期というのは、具体的な場面を用いることによって論理的思考が可能になる段階です。そして、最後の形式的操作期は、「もし~であれば、○○である」というような具体的な場面がない時であったとしても、それについて論理的に思考することができるようになる段階です。この形式的操作期が、知能の発達の最終段階であると言われています。そのため、これらの発達段階のなかでも、具体的操作期は、形式的操作期の基盤となります。知的能力を木として例えるならば、具体的操作期は土を耕す期間であり、形式的操作期は木が育っていく期間であります。

中学校になると定期テストや高校受験を迎え、どの子も勉強という課題に無理やり直面化させられてしまいます。この時、勉強の習慣を身につけていない子どもは、テストの直前まで勉強をせず、前の日に徹夜でなんとかしようとして失敗するでしょう。また、勉強での成功体験が少ない子は、自分なんてバカだから勉強してもしょうがないと最初から勉強することをあきらめてしまうでしょう。そういった事にならないようにするためには、小学校の段階で、学ぶことが楽しいと思えるように勉強での成功体験を増やすこと、また勉強の習慣を身につけることが大切となります。

小学生の勉強は、大人からすれば、子どもが問題を解けないことそのものが理解できない場合もあるかもしれません。しかし、それはしょうがないことです。むしろ、できない問題に取り組んでいる時こそ、その子の思考能力が成長している時だと考えてください。

「そんなのもわからないの」「そんなのできてあたりまえ」なんてことを、子どもに言ってしまったら、子どもは勉強が楽しくなくなってしまい、簡単に成功体験を味わえるゲームに没頭するようになってしまうでしょう。

大人として、子どもの勉強に対してのやる気を引き出す、最大限の支援は、解けない問題に取り組む子どもを励まし、そして解けた時にその喜びを共有することです。ただそれだけで、子どもは自然と勉強そのものを楽しむことができます。また、日常的に勉強をすることが身につけるためには、そういった機会をきちんと与えていくことが必要となります。

最後に、こんな偉そうなことを言った私自身の話しをしたいと思います。私には、家での勉強の習慣は身についていませんでした。けれども、それをカバーしてくれていたのが、この塾ペガサスでした。

塾ペガサスに通うきっかけとなったのは、2歳年上の兄の存在です。兄は、勉強が苦手で、両親はいつも怒りながら勉強を教えていました。ついに両親も困り果てて、兄を塾に通わせましたが、その時住んでいた石巻市内の塾では兄は手に負えず断られてしまい。やっと私が小学校2年生、兄が小学校4年生に進級する時に、祖母のすすめで塾ペガサス南光台教室に出会うことができ、石巻の自宅から通うようになりました。

それまで、「勉強しないと怒られる」という気持ちで勉強していた私ですが、塾に行ってからは、勉強そのものが楽しくなりました。特に算数が大好きで、小学生の時は1学年上の勉強をさせてもらっていました。自分のペースに合わせて勉強ができる。わからない時に、自分から「わからない」と言うまで、自分で考える時間をきちんと与えてくれる。塾長に見守られながら、私は好きなように、楽しく勉強をしていきました。そこでの成功体験が、中学、高校となかなか成績が伸びないなかでも、勉強をあきらめずにやり続ける力を与えてくれ、またそれが高校、大学進学時に第一志望合格という成功体験をもたらしたのだと思います。

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