2008年12月 4日
子どもの疑問について、答えを全部与えない
カテゴリ:塾報
子どもが何かに疑問を抱いたとき、どのような答え方をしていますか?
子どもが疑問を抱くときは、子どもの頭脳活動が大きく飛躍し、
自分でものを考える力をつけていく絶好の機会です。
子どもが自分から勉強するようになるためにも、答え方には注意が必要です。
それでは、具体的にどのように答えればよいのでしょうか。
注意すべきは、1点です。
それは、「懇切丁寧に答えをすべて与えないこと」です。
子どもが親に答えを求めてきたら、感心な子と思うあまり、
また、どんどん勉強を進めてもらいたい、という思いもあって、
いっしょうけんめい教え込んでしまい、答えまで言ってしまうかもしれません。
しかし、それでは子どもが自力で考える態度を養うことにはなりません。
例えば、手品があったとして、親が子どもの要求(手品のネタ)に安易に答えていたら、
子どもはその手品の秘密を自分で発見する喜びが失われ、
手品に対する興味も半減することでしょう。貴重な学びの機会が失われることになります。
子どもの自立心を育てるには、「子どもの疑問について、
答えを全部与えない」ということをまず意識してください。
そして、考える時間を、充分に与えてあげていただきたいのです。
賢いお母さんは、我が子が答えを自分で見つけるように指導する、
ということを忘れないでください。
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