すっかり秋めいてきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
11月は定期試験の月です。さらに大学受験生の最後の模試、12月初めには高校受験生の「新みやぎ模試」などが続けてやってきます。そしていよいよ受験生たちは受験校を決めていかなければいけない時期になってきました。
特に中3生は学校での「三者面談」で受験校を決定していく時期になります。そこで、中3生に悔いのない受験校選びをしてもらうためと、受験までを有意義に過ごしてもらうために中3生の保護者面談を、時期を早めて11月下旬から行いたいと思います。その時に、10月の初めに行った「新みやぎ模試」の結果と最近の様子を見ながら、受験予定校の相談をいたしたいと思います。詳しいことは別紙にて後ほどご連絡いたします。
10月 | 29日(水)・30日(木)・31日(金) | 5週目で休みです |
11月 | 3日(月)・24日(月) | 祝日・休日ですが通常授業を行います |
9日(日)・16日(日) | 自習エリアを開放します(※) | |
29日(土) | 5週目で休みです | |
12月 | 7日(日) | 新みやぎ模試(中3生のみ) |
(※)学校の定期試験が近いのでAM 10:00〜PM 5:00の時間帯で泉中央教室の自習エリアを開放いたします。
中野塾ではひとりひとりの今の状況にこだわります。そしてその現在の状態を生み出している良い面を確認し、または逆にうまくいっていない面を考えながら学習指導を続けます。その原因は、前に習った部分がきちんと定着されていないかもしれませんし、またもともと本人の、勉強に対する姿勢が問題なのかもしれません。そのような状態の中で、本人はこれからの自分に何を望んでいるかを引き出しながら、それに近づくための環境を整えていきたいと思います。
子どもたちは千差万別ですし発展途上です。一般的にこの指導方法がいいと言えるものは具体的には特にありません。いつもその生徒ひとりひとりと向き合い、ベストと思える選択を目指しています。そうすると、その時その時に対応できる「個別指導」という形に自然になってしまいます。
数年前に、こういう中学生の生徒がいました。彼女はたまに学校を休んでしまう子でした。特に病気であるというわけではないのですが、いろいろと嫌になるのでしょうか、そういう意味で、「自立したい」という気持ちの強い子でした。しかし塾にはきちんと欠かさず来てくれていて特に問題があるというわけではありませんし、もともとある程度「できる」生徒でしたので、学校の勉強でもそこそここなしていました。しかし中3になって時々、本人からの連絡で塾を休みがちになってきました。でも毎回休みの連絡をくれるので、「忙しいのかな」ぐらいにしか思っていませんでした。ある日、休んだ授業の振替の相談で自宅に電話をしたとき、お母さんが出られてその話をしたところ「決まった曜日の授業にきちんと行っていると思っていました」という答えでした。
その後、両親にかなりきつく言われたようで、毎週きちんと来るようになりましたが、今まで好調だった英語の点数が落ち始めました。その頃は、中3の秋にかかっていたあたりで、他の生徒たちは順調に実力を上げていっている頃なので、彼女の落ち込みは目立ちました。親との関係もどうもギクシャクした状態が続いているようで、お母さんともその事について何度か話をしていきました。冬休みになっていよいよ受験が目の前になってきた頃に「やるしかない」と本人も思ったのでしょう、だいぶ落ち着いてきました。その頃、世話になったスポ少の先生にも「見てあげられるものがあれば応援する」と言われたようで、最後には心身ともに態勢をを整えながら受験に臨んでいきました。結局、公立の志望校に合格して、ひとまずは良かったという結果になりました。
受験勉強期間中は何が起こるかわかりません。本人も周りの人間たちも、心の中でいろいろな気持ちが積み重なってきて、不安定になってしまいます。でもそういう中で、その状況を乗り越えていくのは、本人の意志と周りの人たちの支えだと思います。中野塾もその中のひとつとしてありえる、というように思ってもらえればうれしいです。