2016年もいよいよ終わりになります。今年もいろいろなことがありました。これから社会に出て行く若い人たちも、世の中に振り回されない確かな歩みで進んで行ってほしいものです。 年が明けて、入試が近づきつつある受験生たちは、先の見えない時代の中で、ひとまず目の前に迫ってくる入試をくぐり抜けなければなりません。ひとつひとつ自分の課題をこなしながら、まだ見ぬ未来に希望を持って、自分の道を切り開いていってください。新しい年もどうぞよろしくお願いします。
1月 | 1日(日)・2日(月)・3日(火) | 正月休みとします |
4日(水)〜 31日(火) | 通常授業を行います(※) | |
9日(月・祝) | 祝日ですが、通常授業を行います |
(※)1月4日(水)から1月の通常授業を開始いたします。特別に時間割変更の連絡がない生徒は、これまでどおりの時間で授業を行います。なお、これにともなって、1月の5週目の休みはありません。
● 中学1・2年生の希望者、ならびに小学6年生の希望者を対象に、下記のように「新みやぎ模試」および「ジュニアテスト」を行います。
中1・2生 | 1月9日(月) | 9:00〜13:10 | 中野塾泉中央教室 |
小6生 |
※ 中3生で1月8日(日)「新みやぎ模試」の会場模試受験を希望する生徒はご連絡下さい。塾から直接、申し込みができます。
先月の『12月の予定』で、中野塾での女子の大学受験生の傾向についてお話しいたしましたが、今月そのことで嬉しい知らせが入りました。高3の女子生徒が、栄養系の大学に推薦合格しました。来春から「大学生」として通うことになります。私から見れば、きっと面接官の人たちは彼女の人となりに接して、こういう明るい学生に「うちの学生になってほしい」と思ったのだろうと想像します。しかし、もちろん評定も基準に達していて問題はないのですが、ただ「化学」がやや弱いかな、と思っていました。でも合格した以上、これからもっと頑張ればいいのですし、実際「もう少し塾で化学の勉強をする」と言ってくれました。
実は今年度の高3生の大学合格者は、これで2人目です。もう1人は、2ヶ月ほど前にスポーツ推薦で、県外の大学に決まった生徒がいました。彼は中学から来ていた生徒で、2人お兄さんもかつて中野塾に通っていて、その後仙台の大学に進学しました。さらに上の兄さんは今年、地元の優良企業に就職した知らせを聞いたばかりでした。三男の彼も、部活で忙しい日々を過ごしながらも、勉強もコンスタントに続け、ある程度の位置を保ち続けていました。高校も彼の人柄も考えて、推薦を出しやすかったと思います。
二人とも、特に優秀で難しい大学に入ろうとしていたわけではありません。ただ学校での勉強を無難に習得していきながら、自分に合った道を探し、これが1つのたどり着いた当面の結論だと思います。中野塾では、本人が「このままだとまずい」と思ったとき、タイミング良く手を差し伸べられればいいと思っています。例えば、学校の定期試験の直前、時間割を変更しながらその対策をよくやりました。そのメリハリも彼らにとっても有効だったと思います。
もともと泉中央教室には「自習エリア」があって、教室が開いていれば、授業の曜日時間に関係なく自習ができます。彼らも授業の前・後に自習をしていました。ほぼ毎日来て、自習する生徒も毎年います。また、毎日とはいわなくても、週に2回・3回と自主的に来て勉強している生徒は常にいます。このことについて最近改めて気づいたのですが、そういう生徒は、じわじわと安定して伸びてきているという事実です。このことはその背景を考えるとうなずけるのではないでしょうか。
自主的に来て自習している生徒たちには、「勉強をやらされている」という意識はおそらくなく、私もだいたいの勉強の方向性は話しますが、「今日はこれをやって、明日はこれをやって」というような細かい指示はしません。総体としてこなしていければOKという立場で接します。保護者の方も本人を信用して、おそらくいろいろ言いたいこともあるでしょうけど、ひとまず見守るという立場だと思います。つまり、本人を信用し、安定した関係があるからこそ人間として伸びていき、学力的にも好影響を与えていくのだと思います。
これからも、自習エリアをうまく使いながら、学力の伸長と大人になっていく過程を見守っていきたいと思います。
来年度も、よろしくお願いいたします。