朝・夕の涼しさは日に日に増していくようです。秋の気配も感じられるようになってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
塾生たちにも実りの秋に向けて、今までの自分から一歩抜け出してほしいと思っております。
9月 | 29日(水)・30日(木) | 5週目ですが授業を行います。振替は13日・14日。 |
10月 | 10日(日)~21日(木) | お休みをいただきます。 |
24日(日) | 11日・12日の振替を行います。 | |
29日(金)・30日(土) | 15日(金)と16日(土)の振替を行います。 | |
31日(日)10時から12時 | 18日(月)の振替を行います。 | |
31日(日)12時半から21時 | 19日(火)の振替とTwo Sundaysの授業を行います。 | |
11月 | 7日(日)の1時から6時 | 20日(水)の振替とTwo Sundaysの授業を行います。 |
それぞれの生徒には、それぞれ個人の時間割を作って渡します。
ご迷惑をかけますが、どうぞよろしくお願いします。
特に中学生を見ていると、その成長のスピードの速さに驚かされます。体格が大人になっていく時期ということもありますが、成績が急上昇することもあります。もちろん、だれでも急上昇するわけではありません。伸びるだろうなと私が内心思っている生徒でもその結果を出せずに、地道な努力が続いています。それはおそらく、伸びていくときの条件がそろっていないか、きっかけをうまくつかんでいないかに原因があるのではないでしょうか。
それではその伸びていく条件について私が感じていることをお話しようと思います。
まず、基本的にいえることは学習に対する意欲があるということ、「勉強が好き」とか「嫌い」とかいうのではなく、新しいことを知る好奇心があるかということです。子どもはもともと、「知りたい」という欲求は本能的なものです。しかし、大きくなるにつれて、「知ること」が「勉強すること」に変わり「つまらないもの」に変わっていきます。しかし、もともとの「知りたい」「成長したい」という気持ちを素直に持ち続けていることが、伸びていくための前提として重要です。
次に、何かで自信を深めたとき、伸びていくきっかけになります。勉強だけでなく、部活でも、生徒会でも、最近では文化祭とかで何かをやり遂げて達成感を感じたときに、それが勉強に反映されることがよくあります。急に背が伸びたとき、大人になったなと感じるとき、または精神的な落ち着きをふと感じさせるとき、それが現在伸びていっている証拠だと思います。あるいは、たとえば今まで乱雑で読めないような字を書いていたのに、字がそろってきて読めるようになってきた、という場合も、そのひとつの証拠であり、現われだと思います。
最後に、まわりの環境がその子を受け入れてくれる、存在を認めてくれて助けてくれる、安定した人間関係があれば、さらにいいと思います。理想的な友達関係、親子関係というのはわかりませんが、少なくとも互いを中傷し、ひきずりおろすような関係ではなく、支えあうような関係と精神的な安定が、その子が伸びていくときのベースになります。
もちろん、学習内容でひっかかっているところを直していくのは日々の学習指導の中での私たちの重要な仕事ですが、その背後にある、その子の生活環境・人間関係が重要な要因となって、本人の自覚が促され、それをきっかけとして伸びていくことになる場合が結構あると思います。逆にいえばその子が成長していく過程のひとつの側面として、成績が上がるということがあるのだと思います。もし、成績が上がるだけで、精神的な成長がない場合、その内実はあやういものではないかと思います。
しかし、「成績が上がる」というのは、様々なその子独自の条件と努力の結果ですが、その結果の現れ方は一様ではなく、いろいろな偶然に左右されてしまいます。ですから、全員「うまくはまってくれる」ことを期待しながら学習指導を行い、ドキドキと見守っている毎日です。