いよいよ12月です。今年もとうとう終わりに近づいてきてしまいました。年が明ければ受験が待っています。受験生たちは体調に気をつけて、毎日毎日の課題をこなしていって下さい。
現在インフルエンザがはやっており、昨日はあの学校、今日はこちらの学校と次々に学級閉鎖が続いております。みんなでできるだけの注意を払い、この冬を乗り切っていきましょう。
また、高校入試に向けた中学での三者面談による受験校決定が例年より早く行われています。事前のご相談は随時お引き受けしておりますのでご連絡ください。来ていただける日時をお伺いして、ご相談させていただきます。
11月 | 30日(月) | 5週目で休みです |
12月 | 1日(火)〜21日(月) | 通常授業を行います(3週間) |
下旬〜 | 保護者面談・冬期講習を行います(※1) | |
1月 | 1日(金)〜 3日(日) | 正月休みとします |
4日(月)〜 | 通常授業を開始します(※2) | |
10日(日) | 中3生は「新みやぎ模試」を各会場で行います | |
11日(月) | 中1・2生は「新みやぎ模試」を泉中央教室で行います。(※3) |
(※1)12月下旬より「保護者面談」「冬期講習」を行います。詳しくは後ほど別紙にてご案内をさしあげます。なお、4週目の分は「保護者面談」と中学生は「新みやぎ模試」高校生の希望者には塾内全国模試を行います。1週にそれより多くの回数で通っている生徒は別に補習授業を行います。
(※2)1月4日(月)からは冬期講習の授業と並行して1月の通常授業も開始いたします。したがって、1月は5週目の休みはありません。
(※3)中学生を対象に「新みやぎ模試」を行います。中1、中2生は1月11日(月)に泉中央教室で9:00~13:10まで、中3生は1月10日(日)に各会場にて受けていただきます。中3生には、後日受験票をお渡しします。詳細は後ほど生徒たちにお伝えいたしますが、それぞれの日時が無理な場合はご連絡ください。
高校入試の志望校の予備調査が発表され、予想通り今までの北学区の中3生の一部が南学区だった一高、二華高、三桜高の志望に流れる傾向があるようです。選択肢が増え、それぞれの高校が独自色を出していくことは、歓迎されるべきことでしょう。しかし、受験生にとってやはり学力差の壁は厚く、だれでも志望校に入れるわけではありません。学校や塾にとって、合格率を100%にしたいなら、全員安全な高校を受験させるようにすればいいのですが、それでは本末転倒です。どんなにまだ学力差があっても本人が「ここに行きたい」という気持ちなら、できるだけ応援して指導していくのが塾の役割だと思っています。これからが勝負です。
さて、この時期は目標を定めてひたすら課題を消化していけばいいのですが、問題はその後です。入試は残酷で、合格者と不合格者に分かれてしまうのが現実です。しかし、合格者が幸福で、不合格者が不幸かというと、そのようなことはありません。いろいろな生徒たちのその後を見てきた私にとっては、それはただの出発点でしかないと思っています。問題はその後どうするか、です。
往々にして、合格した者は自分の勉強の仕方をすべて肯定し、不合格だった者は自分の勉強の仕方を全否定しがちです。しかし、実際はほんの数点の違いで結果が分かれてしまっているのですが。たとえば、入試の2・3カ月前にこれではいけないと思い勉強して、合格という結果を手に入れた者は「せっぱつまってやればなんとかなる」という「教訓」を得て、それ以降もせっぱつまらないと勉強しないようになってしまいます。逆に不合格になってしまい、「きちんと準備をして臨まないとうまくいかないものだ」という「教訓」を得て、それ以後は先を考えて準備を怠らなくなった者もいます。その両者ともよく見る例ですが、人は自分で失敗して、経験してみないとわからないところがあります。人に言われて言葉でわかっていても、身にしみて経験したこととは違います。
高校入試の勉強の過程で問われているのは、その内実だと思います。もちろん中3生が今やっている「受験勉強」は高校に入るための勉強です。しかし、中学と高校の間では勉強の質が違います。いわば、受動的な勉強から能動的な勉強への転換点だと思います。義務としての勉強から、自分の進路を考えたうえで、自分の意志で勉強を続けていくという曲がり角だと思います。そこで高校入試の受験勉強をどういう形でどういう意識を持って立ち向かうかによって、その後の様子が変わってきます。自分の意志をはっきりさせて、そのためには今何をしなければいけないかを考えながら受験勉強に臨んできた者は違います。その結果が「合格」であれば、大きな達成感を得られるでしょうし、たとえそれがかなわなくても、その経験をふまえて次のスタートが切れます。ただ言われたことだけを何も考えずにこなしていく勉強では、次のステップで大きな壁にあたってしまうでしょう。
現在中3生の大部分に参加してもらっている中3生の土曜ゼミは、そういうことを考えながら行っている授業形式です。また中野塾のすべての授業にわたって、「勉強は自分の意志で自分のためにするもの」という考えで、日々学習指導を行っています。