2012年3月10日
発災2分前の駐車券の記録です。。。
前日、確定申告を済ませた内容を取引銀行へ報告。。。
その帰り際でした。
今年の確定申告を行うため、領収書を整理して出てきたものです。。。
出庫2分後、あの揺れに襲われることになる。。。
あの日はどんよりとした曇りだったと思います。
教え子たちは中学校の卒業式、、、私は銀行へ。。。
出かける前に家族で「明日、夢メッセの'食の市'に行こう」と話し合っていました。。。
今思えば24時間、発災がずれていたなら
間違いなく私たち家族も津波に襲われていたことになります。。。
さて、発災時、車を運転中だった私は冷静に焦っていたと思います。。。
私を焦らせたのは大津波警報。
驚愕した揺れを思えば当然発令はされるだろうと思っていましたが
問題はその高さ。。。
あとで分かったことですが
14:46 東日本大震災発災
14:48 一回目の大津波警報が発令・・・この時点では仙台港の津波の高さ6m
15:14 二回目の大津波警報・・・仙台港の津波の予想高が10mに変更
我が家は仙台港から直線にして4.5キロメートル
「来るっ!!」と直感した私は、すでに渋滞し始めていた県道から裏道に入り
帰宅を急ぐことになります。。。
それでも家に着いたのが15:25頃、、、
津波到達予想時刻と同じくらいでした。。。
私の顔を見るなり、、、妻と娘は号泣、、、
しかし、再会を喜ぶ間もなく、、、
すぐに「奥の陸橋に急ぐぞ!」と土足のまま家に入り
毛布を取り、、、娘をママチャリに乗せ陸橋に向かいました。。。
その途中で吹雪、、、人々は不安げに屋外に出、避難所に向かう人もいました。。。
避難所は方向的に海より、、、
私は「それはマズイ」と判断、、、そのまますぐに家族を陸橋に上げられる態勢をとりました。
ほどなく沿岸方面から車で着の身着のままの人たちが逃げてきました。。。
皆、顔色がなく「家がみんな流されてる」「名取は全滅らしい」などと
信じられない言葉ばかりでした。。。
2時間ほど陸橋下で待機、、、その後、、、自宅に戻り
余震・津波を警戒しながらライフライン寸断一夜目を迎えることになります。。。
この1年ほど時間の絶つのが早いと感じたことはないように思います。。。
とうとう明日で1年です。。。
犠牲になられた方々のご冥福をあらためてお祈り申し上げます。
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夢学館
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2012年3月10日 23:40
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