桜をはじめとしてあちらこちらで花が咲き出し、新しい息吹きを感じさせるこの頃です。みなさまは いかがお過ごしでしょうか。
さて4月になり、「中野塾」もしばらくは時間割を決定させるために、ご連絡が遅れたり、何人かの方々にはご無理を承知で厳しい時間帯に授業を設定したりして、ご迷惑をおかけしております。おかげ様で一部を除き、だいたいの時間割をほぼ確定させることができました。また、ご無理を申し上げている方々にはできるだけ早く希望に沿った時間帯に設定できるよう、引き続き検討させていただきます。
連休で、ご家族などで出かけられる方も多いと思いますが、事前に言っていただければ、「個人指導」でなくても、メンバー全員が出席できる日時に移動できるようであれば振替も検討いたします。 また、5月は学校の行事が多いので、可能ならばこれも振替を設定いたします。お早めにご連絡ください。
泉中央教室には『自習エリア』があります。他の生徒が授業をしている時でも、中野塾の塾生ならば自由に利用することができます。6月になるとテスト勉強も忙しくなると思いますので、今から自分なりの勉強のペースをつかみ、この『自習エリア』も有効にご利用いただけるよう願っております。なお空いている時間は月曜日から金曜日までの授業を行っている5時から9時半までですが、詳しくは泉中央教室までお問い合わせください。
いわゆる「発展学習」の入った新しい教科書が、この4月に中学生に渡されました。内容的には、違いがわかりやすい数学を例にとると、ほぼ10年ほど前に教えていたものが戻ってきたという感じです。10年前に、学習内容を「解りやすくするため」に高校に先送りさせたものが、再び戻ってきたということです。「発展学習」という名前がついていますが、学校での授業では、教科書に載っている以上無視するわけにはいかず、おそらく教えることになると思います。当然授業が「解りにくく」なることは予想できます。特に今の中学生は、小学校の時はどんどん内容を軽くして、基礎的な内容に重点を置かれた教科書を使っていたのに、中学生になると、今度は再び以前の「発展的」な内容を含んだ教科書のもとで勉強しなくてはならないことになってしまいました。このことから、学力格差が一段と広がってしまうのではないかと心配されます。
でも私は、易しい内容であれ、難しい内容であれ、もっとも大切なのは「解った」という経験をどれだけ子供たちが積み重ねられるかだと思います。もともと「発展的な内容」でなくても、それぞれの単元にはそれぞれ易しい内容・難しい内容はあります。それぞれが今取り組まなければいけない課題をクリアしていく中で「解った」という経験を積み、自信をつけ、成長していくものだと思います。この「解った」という経験をどれだけ積み重ねていけるかが、将来、自分で自分の道を切り開いていくときの積極的な姿勢につながっていくものだと思います。多少厳しい状況になっても、ひとつひとつこなして進んでいければいいと思います。