新緑がまぶしいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。 最近はおかげさまで中野塾の授業体制も落ち着き、生徒たちも新学年の勉強ではいいスタートを切っているようです。
さて、5月・6月は高総体・中総体と忙しい日々が続きます。そのような時期でも、日々のペースを崩さずに過ごしていってほしいものです。
毎年、この時期は学校行事が重なったり、定期試験直前ということで、授業時間の変更や振替授業が多くなってきます。授業時間を間違わないように、しっかりと確認しておいてください。
6月後半に定期試験を予定している学校が多いと思いますので、6月18日(日)に泉中央教室を自習室に開放いたします。教師もおりますので、積極的に活用してください。なお、普段の授業時も開いておりますのでぜひご利用ください。
小・中学生の間に必ず経験しておかなければいけないのは、「自分でもけっこうやれる」という自信につながる経験だと思います。そして、これは勉強のことだけではなく、すべての基礎になるものでしょう。ところが、最近の子供たちの傾向は、そういうことを体験する機会にちゅうちょしてしまい、前に踏み出せないでいる状況をよく見ます。おそらく「失敗したくない」という気持ち、その場面・場面でいえば「間違えたくない」という気持ちが先行して、一歩踏み出せないのだと思います。
そこで私たち、子供を育てる側は、彼らの背中を「ちょん」と押してやる必要があると思います。前に立ってあからさまに引っ張るという方法もありますが、それは緊急時のやむを得ない状況でのことで、普段はさりげなく背中を少しだけ押してやることの積み重ねが、子供たちの自立につながっていくと思います。例えば勉強でいえば、「少し努力したら成績が少し上がった」という単純な「成功例」を積み重ねていくことが、自分に対する自信につながり、飛行機が地上を滑走している段階から離陸していく段階へと飛躍していくのだと思います。つまり、自分で方向を定めて自力で飛べる段階へと移っていくのです。
特に中学生の頃は、その離陸していく直前の、自信を深めていく段階として重要な時期だと思います。そのためには私たちは彼らにさりげなく「一歩踏み出させる」機会をたくさん用意し、いつも背中を「ちょん」「ちょん」と押してやっているような毎日だと思います。中野塾の授業理念も、私を含めた教師たちの日々の授業も、そのような考え方で毎日生徒たちに接していきたいと思っております。