この頃はだんだんと日差しも明るくなり、いよいよ春本番というところでしょうか。さてこの時期は1つの学年が終わりに近づき、その先には新しい学年がやってきて、希望と寂しさが入り混じった、普段とはちょっと違う気分になります。さて今年度もとうとう公立高校入試と国公立大学入試の時期になりました。最後に良い結果で終わることを願っています。
3月は「中野塾」にとっては新年度の開始の月です。この間は、新しい授業時間割を作成しながら日々の授業を行ってまいりますので、授業時間や担当教師の変更等が続く場合がございます。しばらくの間ご迷惑をおかけしますが、どうぞご容赦下さい。
次のように通常授業を行います。冬期講習を受講中の方は、特にご注意ください。
3月 | 1日(木)〜 21日(水・祝) | 通常授業を行います |
22日(木)〜 | 「保護者面談」「新みやぎ模試」 「春期講習」を行います(※▼) |
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4月 | 2日(月)〜 | 通常授業を行います |
(※▼)今月は4週目の分として、「保護者面談」「新みやぎ模試」(新中2・3年生)を行います。詳しくは後ほどご案内いたします。 また、春休み期間中を利用して「春期講習」を行います。それぞれの生徒に合った内容で行いたいと思います。こちらも、詳しくは後ほどご案内いたします。 なお、3月のこの時期の扱いについて、塾の案内を一部変更いたしましたので別紙をご覧下さい。
この時期も授業時間の変更や、振替授業などが多くなっております。授業日時をお間違えのないよう、ご確認ください。
「中野塾」での今回の受験生(中3生・高3生・浪人生)は例年になく人数が多い年でした。ただ、実際は去年の秋から推薦合格者、あるいは推薦合格予定者が次々と出て、受験生としての人数は減っていきました。しかし、今年度ほどそれぞれの志望校・受験校について悩み続けた年はありませんでした。
まず、前にも書きましたが、大学への推薦合格者が今年は多く出ました。それは、一見楽な道のように思えますが、それぞれの生徒にとってはぎりぎりの選択でした。というのは、高3生なので大学受験の勉強を本格的に始めてまだ数ヶ月、やっと勉強も軌道に乗ってきて、力もつきだした頃に、推薦を受け入れるのか、このまま実力を伸ばしていってさらに上の志望校を狙うのかの選択をしなければいけなかったからです。多くの者は高校1・2年のときにある程度の成績を残していて、また浪人することはできないということも考え、より確実で現実的な選択をすることになりました。それぞれにはそれぞれの事情がありますが、その話を聞く中で私も、大学に入ってさらにしっかりやればいいのだから、と賛成しました。
次に、実際に入試を受けなければいけない者たちの志望校の選択について、私はそれが妥当なのかどうか悩んでいました。主に冬休みに入る前の頃です。受験生の8割ほどは、おそらくなんとかなる、つまり、志望校に合格する実力までたどりつけると踏んでいましたが、残る数名はこのままの状態だとかなり「危険」だと思っていました。大学受験生たちはある程度の自覚と、自分の客観的な「位置」をそれなりに承知していたので、ひたすら勉強している姿を支え、合格する実力にたどりつくことを信じて教え続けていましたが、特に高校受験生たちの一部には、まだその切迫感を理解できずに、日々の勉強に甘さが見えていました。それは、努力してもなかなかたどりつけない、その子の「実力の限界」というものではなく、その子が持っているだろう実力を、まだ引き出せていないという私の判断からの歯がゆさでした。そのような状況の中で、それこそ、おどすかすかすかして、またはそれをうまく組み合わせてなんとか受験勉強の内容を充実させようと思っていました。ある時は強制的に、ある時は納得してもらいながら、今の状況を越えていくためのテキストの使用法と授業内容をそれぞれの生徒ごとに模索していきました。これは生徒と教師との協同作業です。そしてこのひとまずの結果は間もなく出揃います。しかし本当の結論は、その結果をどう生徒が受け止め、それをどのようにこれからの成長の糧にしていったかだと私は思っています。
しかし今は、受験生全員、ラストスパートをかけています。あとは運にも味方してもらって、まずはとにかく全員良い結果で終わるのを願うのみです。