いよいよ夏を感じさせる日差しかと思えば突然寒い日もあり、体調をくずしている生徒も見受けられます。この時期はその日その日に合わせた体調管理が必要なようです。お互い気をつけましょう。
おかげさまで新学期を迎えてから2ヶ月ほどたち、授業体制もほぼ固まってきました。生徒たちも新しい学年、新しい授業に慣れてきて、いよいよ充実の時を迎えます。部活などで忙しい生徒もおりますが、体力・気力を養い、新しい目標に向かっていって下さい。
5月 | 29日(木)・30日(金)・31日(土) | 5週目でお休みです(※1) |
6月 | 15日(日) | 自習室を開放します(※2) |
29日(日)・30日(月) | 5週目で休みです |
(※1)5週目でお休みですが、5月中に「野外活動」「修学旅行」などで授業が休みになった生徒たちの振替を、この時期を使って行うことを予定している場合が多いです。ご注意ください。
(※2)各学校の中間試験が近いので泉中央教室を自習室として開放いたします。午前10時より夕方6時まで、「中野塾」の生徒なら誰でも勉強しに来てかまいません。もっと練習したい部分があれば、置いてあるテキストからコピーして練習させることもできます。ぜひ利用してください。
私は20数年、10代のこどもたちを教えてきました。学校や予備校では数学を中心に教えてきましたが、20数年続けてきた私の個別指導の塾では、全教科を教えてきました。それは単純な理由からです。数学や英語を教えていると、「理科のここが分からないから教えて」とか、「社会のここをどう覚えればいいか」とか、「読解がどうも」とか、次々に広がっていって、それに対応してきたからです。しかし、そうしているうちにあることに気づきました。
関数なら関数、現在完了なら現在完了、電気なら電気を、その生徒の今わかっている地点からていねいに、時にはテクニックとスピード感を持って教えていけば必ずわかってきます。しかし、それは個々の分野の理解の問題で、全体としての学力が伸びているかどうかはまた別の話です。個々の科目の分からなかった所はそれなりに解消されていきますが、それが全体の学力の伸びにつながり、人間的にも成長し大人の判断力を身に付けつつあるかはまた別の次元です。
中野塾では、急に学力が伸びてきた生徒というのは毎年数名でてきます。そういう生徒を見ていると、学力だけでなく人間的にも一皮むけた、という感じがします。伸びていく「流れ」にうまく乗ってきているように見えます。そして、その伸びていく「流れ」というのは、本人の意欲と努力、それをとりまく家庭や友達の人間関係、そして学校や塾での勉強の環境、の三者がうまくかみあってくると生まれてくるようです。10代の子どもたちはあっという間に変ります。それは良い方向にも悪い方向にも言えます。そしてそれをうまく持っていくかどうかはまわりの大人たちの責任だと思います。
中野塾としては塾の立場から勉強を教えることによって、それを実現させていく責任があると思います。そのために、その生徒のトータルな把握と理解がぜひ必要です。例えば年3回の1時間枠の「保護者面談」と、ひとりひとりの「今」からスタートする個別指導の授業。事前の家庭学習を前提とする「高校入試対策ゼミ」や泉中央教室の自習エリアの確保。さらには今年度から内容を一部手直しした、中学生・高校生対象の「定期試験対策ゼミ」などを行っています。これらは、生徒たちにとっては単に教えられるだけでなく、それを自分で問題を解決するための力に変えていき、自分をより大きく高い位置に引き上げるための「流れ」に乗っていく過程に寄与するものだと思います。いわばそのための「仕掛け」だと思っています。
生徒たちにその単元を理解させることはできます。ただそれを身に付けさせ、自分の力で解決できるところまで持っていくのが重要だと思っています。自力で問題を解き、自分でいい点を取ったという経験を積み重ねることにより、様々な面でも自信がついてくるのだと思います。そのような小さい成功例を積み上げて人は成長していくのでしょう。中野塾では、そのような意図をもって生徒たちに接していくことを目指しております。これからもよろしくお願いいたします。