昼間は暖かい陽射しですが、確実に秋が深まっていることに気づかされます。いかがお過ごしでしょうか。
受験生たちもいよいよ雰囲気が変わってきたようです。近づきつつある来春を意識し始めているのでしょう。今が受験勉強にもっとも集中できる時期です。毎日を大切に、着実に進んでいってほしいです。
中学校では、11月の後半から中3生の三者面談が始まります。担任先生との面談の前に志望校などでご相談したいことがあれば、お気軽にご連絡ください。時間をとって生徒の今の状況をお伝えし、最終決定の前にお話を伺いたいと思います。
10月 | 29日(水)・30日(木)・31(金) | 5週目で休みです (ただし振替授業を設定している場合がありますのでそれぞれの先生の指示に従ってください。) |
11月 | 3日(月)・24日(月) | 祝・休日ですが通常授業を行います |
3日(月) | 新みやぎ模試(中3生対象)(※1) | |
9日(日) | 自習エリアを開放します (※2) | |
29日(土) | 5週目で休みです |
(※1)中3生に外部会場で「新みやぎ模試」を受けてもらいます。後日その受験票をお渡しいたします。当日都合の悪い人はご連絡ください。
(※2)学校の定期試験が近いのでAM10:00〜PM5:00の時間帯で泉中央教室の自習エリアを開放いたします。
毎年のことですが、入試はまず大学の推薦・AO入試から始まります。すでに、中野塾でも数名が推薦をほぼ手中にしています。本人たちには「まだまだ」「気を引き締めて残りの高校生活を送るように」と言っていますが、「おめでとう」と言ってもいいと思います。
これも毎年言えることですが、はたから見ると楽な道を選んだように思われがちですが、ここまでに至る道を知っている私にとっては、「いろいろあったけど、本当によかった」と言ってあげたいです。
さて、現在大学の低学力化が危惧され、一定の学力を維持するために推薦やAO入試であっても必ず学力検査を行い、それに合格しなければそれに参加することを認めないという案が出ているようです。しかし、一方では大学の生き残りのために様々な学科が新設され、その内容の「専門学校化」が進んできているようです。それは、たぶん、「大学」の理想と現実のギャップの問題なのでしょう。
私は、いろいろな大学があり、いろいろな選抜方法があってもいいと思います。実際に、東京に行けばかなり低い学力でも入学できる四年制大学もあります。しかし、ここ最近では、「とにかく四年制大学」というよりも、「技術を身に付けるためにあえて専門学校」という風潮もでてきました。それは、個人の人生の選択であり、基本的にはいろいろな大学、入試方法があっていいと思います。
さらに言えば、高校で中退してしまう者や、入学したあといろいろな事情で再び大学を受けなおす、あるいは高校を卒業してしばらくたってから大学受験をする、そういう人たちが現実に増えています。またたとえば中学、高校をなんとか過ごしてきても、その内実はひとりひとりを見ていると紆余曲折です。そして、高校を卒業してもいろいろなことが起きます。そういう者たちに対して、ふるい落とすことばかりにやっきにならす、たとえ、「コース」からすこし外れた者でも、その経験を尊重し、それぞれの個性の可能性に手をさしのべてあげるような、そんな入試選抜の方法をしてほしいと思っています。