夜は日に日に寒くなり、秋が深まっていくのを感じます。あんなに暑かった長い夏がずっと昔のことのように思われます。
11月はテストの季節です。中学、高校ともに中間テストがあり、中3は受験校を決めていくための「新みやぎ模試」と学校の実力テスト、高3生・大学受験生は塾で行う最後の模試に追われる日々です。体調に十分注意して、乗り切っていってください。
中学校では、11月の後半から中3生の三者面談が始まります。担任の先生との面談の前に志望校などでご相談したいことがあればお気軽にご連絡ください。時間をとって生徒の今の状況をお伝えし、最終決定の前に志望校の検討などについてご相談したいと思います。
10月 | 29日(金)・30日(土) | 5週目で休みです |
11月 | 3日(水)・23日(火) | 祝日ですが通常授業を行います |
3日(水・祝) | 新みやぎ模試(中3生対象)(※1) | |
14日(日) | 自習エリアを開放します(※2) | |
29日(月)・30日(火) | 5週目で休みです |
(※1)中3生は外部会場で「新みやぎ模試」を受けてもらいます。後日その受験票をお渡しいたします。当日都合の悪い人はご連絡ください。
(※2)学校の定期試験が近いのでAM10:00〜PM5:00の時間帯で泉中央教室の自習エリアを開放いたします。
今月は、就職が決まった中野塾講師の小野寺先生に、生徒のみなさんに向けて合格体験を文章にしていただきました。普段ゆっくりお話を聞く機会もなかったと思いますが、先生が書いてくださった文章を原文のままご紹介させていただきます。小野寺先生、希望をもらえる文章をありがとうございました。そして、夢がかなった就職、本当におめでとうございます。
中野塾講師の小野寺と申します。今度、最近何かと話題になる科学捜査研究所(通称科捜研)で働くことになりました。中野先生のご好意によりこの場をお借りすることができたので、自身のこれまでと、簡単に科捜研についてみなさんに何かしらお伝えすることができたらと思います。
まず、私が具体的に科捜研の男になりたいと思ったのは、高校三年生でした。そもそも科捜研の存在を知ったのは、恥ずかしながらテレビドラマです。それまでは、漠然と事件捜査に関わりたいとだけ思っていました。大きなきっかけは中学生の頃。火サス好きな母と、推理漫画の一大ブームを引き起こした2作品に多大な影響を受けました。更に、時を同じくして同年代の少年事件が多発しました。これが動機の核心部。ニュースで度々出される「少年の心の闇」に始まる、「テレビゲームや漫画のせい」等の議論に、自分はもちろん友達も当たり前にしていることが犯罪につながるわけがない!仮につながったとするならその人の中でどんな変化が起きたのか?が知りたくなりました。そして警察が全情報をマスコミに流すわけがないのに、テレビであーだこーだ言う反面、一週間もすれば報道すらされないことに憤りを感じ、知らされるのは嫌!自分で調べてやる!更に化学の先生である父の影響もあり理科が好きだったので、やるなら捜査の最前線、科学捜査!と思い始めました。
そんな漠然とした決心を持ち高校では部活に明け暮れ、いざ志望大学を決めなくてはならないときに「科学捜査なら薬学部?」そんな感じで薬学部を選んでしまいました。が、家族や友人が応援してくれたので、「後には引けない!」と「期待に応えないと!」とそして何より「科学捜査がやりたい!」という思いを糧に勉強しました。しかし、私の学力上、高三の後半から始めて受かる程受験は甘いものではなく、二浪してようやく第一志望校に合格しました。大学でも「科学捜査がやりたい!」は変わることはなかったのですが、やはりどうやってなるかは分からずじまい。分かったのは大学四年生、警察の特殊な試験を受けるのかと思いきや県職員の試験でした。しかも試験に必ずしも薬学は関係ないこともそのとき知りました。かなりの見切り発車。いきなりの募集で完全に準備不足でそのときは不合格。大学院に進学し機会を待ったところ、運よく再度募集があり、年齢制限もギリギリでしたが、この度採用が決まりました。
長々お話してきましたが、私は優秀とは程遠くこの通り回り道ばかりで、先生と呼んでいただけることにただただ恐縮するばかりです。このような私ですが成績良し悪しに左右されず、やりたいことを諦めずに貫けば実現できることを体現しようと講師をやらせていただいています。勉強のことだけでなく、受験や浪人、科捜研のことなど聞きたいことがありましたら遠慮なく小野寺までどうぞ。
*小野寺先生は、薬学は関係なかったと言っていますが、薬学という専門知識を持って、中学生からの「自分で調べたい」という興味を仕事の中で実現させていくことは、本当に頼もしく良かったなと思います。これから大変でしょうがぜひ頑張っていってください。