夏休みが始まりました。生徒達は「夏期講習」や自分の勉強のために通ってきています。自習エリアには朝からずっと、ほとんど毎日来ている生徒もいます。皆さんの夏休みの途中経過はどうでしょうか? 勉強に限らず、普段学校があるときには出来ないことに挑戦してみてほしいです。
8月の通常授業は19日(月)より始めます。特に連絡がない限り7月と同じ曜日・時間です。
また、8月11日(日)に「みやぎ模試」を行います。中3生は、実際の入試に慣れてもらうために、外部会場で受けてもらいます。試験が近くなったら、受験票を直接お渡しするか郵送させていただきます。中1・2年生は、泉中央教室で同じ日の9:00〜13:10に行います。11日が無理な生徒はご連絡下さい。後日、泉中央教室で同じテストを行います。
8月 | 11日(日) | 「新みやぎ模試」を中3生は外部会場で、中1・2生は泉中央教室で行います。 |
19日(月)〜31日(土) | 通常授業(2週間) | |
24日(土) | 泉中央教室のみ休み | |
19日(月)〜31日(土) | 通常授業(2週間) | |
25日(日) | 上記の振替授業 |
・8月は19日(月)から31日(土)まで通常授業を2週間行います。
・8月24日(土)は七北田公園にて「ふるさと祭り」があり、泉中央周辺が大変混雑します。そこで、泉中央教室での授業を休みとし、翌日25日(日)の同じ時間帯に振替授業を行います。(日曜日に「ふるさと祭り」が順延された場合は25日も「休み」として、その振替はまた後ほどご連絡いたします。)
・8月分授業料は、授業を2週行いますので、通常の半額にてお願いします。なお、中学生に限り、後期教材費をいただくことになっておりますので併せてよろしくお願いいたします。
現在、「夏期講習」の真っ盛りです。特に中3生にとっては、来春の高校入試にむけての勉強を本格的にスタートしたばかりです。本人たちは、これからどのような状況が待っているか不安でしょう。確かにつらい日々であることには間違いないでしょうが、別の面から見ればむしろ充実した日々を送れるとも言えます。それは自分が主人公になれるからです。
今までの勉強は受身の日々だったと思います。…日までにこれをやってくること、…日までにこの課題を提出すること、…日までにこれを完成させること・・・。でもこれからは、他の人に決められたスケジュールで動くのではなく、…日までにこれを終わらせたい、それが終わったら次はこれに取り掛かりたい、というように、自分で立てたスケジュールを、自分の意志で積み上げていく時期になってきました。また逆に、そうでなければこの長い受験勉強の期間を乗り越えてはいけません。言わば、自分が自分の勉強の主人公になれるチャンスを、この時期に与えられたということです。
今、中学生に行っている夏期講習の中での「ゼミ」と呼んでいるものは、このような勉強方法を目指して作られています。生徒たちに「この日までにこのページまでをやってきなさい」とは言いません。「この日にこの内容で確認テストをするのでその準備をしておきなさい」と言います。つまり、自分でそのテキストを練習し、自分でマルをつけ、正解まで自分で持っていけるかを確認させます。もちろん、分からないところがあれば、自習で聞くか、ゼミの合間に入れてある個別授業で説明します。ゼミで確認テストをやった後、何に注意して勉強していなかったか、何が勉強に不足していたかを、もう一度反省して、次のテストに生かしてもらいます。これを繰り返すことによって、自分の間違いの仕方を知り、「分かっているのに点が取れない」状況をなくそうという試みです。
この「ゼミ方式」は通常授業では、もう何年も続いている「中3土曜ゼミ」で行っています。最近では中1・2年生にも「中学テストゼミ」として始めました。これはもともと、「学力がつかないのは、言われたことをやってないからだ」と責められ続けてきた者たちに、「勉強」とは、他の人に言われたからするものではなく、自分のために、自分が主人公となって、自分で積み上げていくものということを実感してほしい、ということから始めたものです。
今の若い者の特徴として「指示待ち」傾向の者が多く、自分で判断して、自ら行動する者が少なくなってきている、と言われますが、そういう若者を作ってきてしまったのは、指示し続けた大人たちです。もっと彼らを信頼して、失敗してもそこから得るもののほうが、形だけつくろうよりも、これからの彼らにとってはるかに意義がある、ということを伝えてあげたいと思います。