すっかり秋めいてきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
11月は定期試験の月です。さらに大学受験生、高校受験生とも模試や実力テストが続けてやってきます。そしていよいよ受験生たちは受験校を決めていかなければいけない時期になりました。特に中3生は学校での「三者面談」で受験校を決定していく時期になります。そこで、中3生に悔いのない受験校選びをするためと、受験までを有意義に過ごしてもらうために中3生の保護者面談を、時期を早めて11月下旬から行いたいと思います。その時に、11月の初めに行う「新みやぎ模試」の結果を見ながら、受験予定校の相談をしたいと思います。詳しいことは別紙にて後ほどご連絡いたします。
10月 | 29日(火)・30日(水)・31日(木) | 5週目の休みはありません |
11月 | 4日(月)・23日(土) | 祝日ですが通常授業を行います |
3日(日) | 新みやぎ模試(中3生のみ)(※1) | |
3日(日)・10日(日) | 自習エリアを開放します(※2) | |
29日(金)・30日(土) | 5週目で休みです |
(※1)中3生は外部会場で「新みやぎ模試」を受けてもらいます。当日都合の悪い生徒はご連絡下さい。後日10日(日)の昼1時から泉中央教室で行います。
(※2)学校の定期試験が近いのでAM 10:00〜PM 5:00の時間帯で泉中央教室の自習エリアを開放いたします。
中野塾では2種類の授業があります。「個別指導」と「ゼミ」です。個別指導の授業は、すでに30年ほど続けてまいりました。それぞれの良いところを伸ばし、不得意なところをカバーしながら、一人ひとりの生徒に対してトータルな指導を行ってまいりました。一方「ゼミ」という授業形式は一般的な授業と少し違っていて、「自分の学力を自分で積み上げていく」ことを目標として始めました。まず教師は勉強についての大まかな指示だけにして、その細かい内容についてはそれぞれの努力に任せます。生徒達に毎週の「課題」を与え、何をどのように勉強すればいいかを工夫しながら、次のゼミの確認テストに備えて、解答付のテキストで勉強していきます。不明な点があれば、個別の授業や自習などのときに、事前になぜそのような答えになるか聞き解決していきます。そして、ゼミでそのテキストに沿った確認テストを受け、その結果から自分の間違いがどうして起きたのか反省します。それは単純な計算ミスだったのか、問題文をよく読んでいなかったのか、もともと内容をきちんと理解していない勉強の仕方が問題だったのか、自分にもう一度向き合います。つまりこの「ゼミ」という形式は、「確認テスト」という形を利用しながら、どうやったら自分の学力を積み上げていけるかを経験してもらうことであり、それが最初の目標です。そして、毎回の努力の成果を身に付けていきながら、それが自信につながっていくことがこのゼミの本当の目的です。
この授業形式のスタートは、10年ほど前、中3生に「高校入試対策ゼミ」(土曜ゼミ)として始めたものです。現在は1クラス6人定員で、水曜に一組、土曜の昼と夜に一組ずつ合計三組で行っています。これはもともと、中学3年間5教科の内容をどうやってコンパクトに復習させ、高校入試につなげていくことができるかを考えることから始まりました。その方法として、中学3年間5教科分のテキストを1年間かけて、中1の最初の内容から順々に勉強してきてもらって、毎週その決められた範囲から出題した「確認テスト」を行っていくことにより身に付けていく、という方式です。そして、これまで何年かこのゼミを行っていくといろいろな発見がありました。普段の中学の成績がそれほどでもなくても、努力によって結構いい点を取り続けられる者がいること、逆に、問題文をきちんと読まずに的外れな答えを書いたり、解答が雑だったり、漢字を間違えたりして、本来実力がある生徒なのに点が上がらないケースなどを何人も見てきました。それはおそらく、「勉強」に対する真摯な姿勢、物事を知り考えることに対する素直な気持ち、さらに今なぜ「勉強」するかという自分の中での意味づけをどう考えているかに関わってくると思います。勉強をただの表面的な技術だけの問題だと思っていたり、言われたことだけをやっていくような勉強の中からでは、おそらく自分の何が問題なのか、というところに気づかないでいるのでしょう。それは、自分の学力を、毎日の自らの努力の中で積み上げていく過程の中でこそしか、見えてこないものだと思います。そしてこのような過程を踏み続けることによって「自分が勉強をしている」という自覚が生まれ、自分に対する自信が深まっていくのだと思います。
さて、この「ゼミ」方式は、多少内容を工夫させながら2年ほど前から中1生・中2生に広げて、今回小学生、高校生にも対象を拡大させる用意ができました。なお、その目標はその学年の教科に対する補習内容の実践的な練習、ということにいたします。ゼミの時間は60分で中野が担当します。1つのゼミの枠の定員は3名で、現在、中1生・中2生などで行っているこの種類の「ゼミ」は3枠あります。申込者に応じて枠の数は増やしていきますが、詳細についてお聞きしたい方はご連絡ください。