中野塾（泉中央教室）

中野塾 　　１月の予定

　2017年もいよいよ終わりになります。今年もいろいろなことがありました。これから社会に出て行く若い人たちも、世の中に振り回されない確かな歩みで進んで行ってほしいものです。
　年が明けて、入試が近づきつつある受験生たちは、ひとまず目の前に迫ってくる門をたたくために準備をしなければなりません。そして、まだ見ぬ未来に希望を持って、自分の道を切り開いていってください。
　新しい年もどうぞよろしくお願いします。

■１･･･授業日・休講日などの確認　　　（対象：全塾生）

１月４日（木）から１月の通常授業を開始いたします。特別に時間割変更の連絡がない生徒は、これまでどおりの時間で授業を行います。 なお、これにともなって、１月の５週目の休みはありません。

■２･･･大学受験で２人推薦合格しました。

　１２月の後半になって嬉しいニュースが入ってきました。中野塾の生徒で高校３年生の２人が希望した大学に無事推薦合格しました。

　１人は中１のときから中野塾に来ていた女の子で、当時から部活に忙しく、その合間をぬって勉強をしている状態でした。成績もひとまず「並に」できていたので、部活中心の生活を続け、やがて引退し高校受験の年になりました。ところが「前期試験」で落ちてしまい、後期試験を同じ高校を受けるか、それとも１つ下げるか本人と話し合いました。私は実力的には合格圏内にいると思っていましたが、現実的には一度落ちてしまったし、一番の問題は本人の精神状態だと思っていました。本人は同じ高校をもう一度受けることを決断しました。それを聞いて、私も得点力を上げるために社会・理科のテキストをさらにプラスして、残りの１ヶ月弱の期間本気で勉強してもらいました。その後無事合格して、再び部活中心の楽しい高校生活に戻りました。
　彼女の志望は中学のときから「看護師になりたい」ということは聞いていて、しかも首都圏の特定の大学名を上げていました。その学校は、私が東京で学生をしていた頃、家庭教師で教えていた小学６年の女の子が、その大学の付属中学に合格したことで知っていました。ちなみにその子のお母さんも看護師でした。その大学に彼女が推薦で合格し、願いが叶って本当に良かったと思います。きっと強くてやさしい看護師になるだろうと思います。期待しています。

　もう１人の生徒は高３になってから中野塾に入ってきました。もともと仙台の私立中学に通っていたようでしたが、その途中で通信制の学校に転校しました。その間の詳しい経緯は本人からは聞いておりません。しかし大学に行きたいという希望はありました。ある程度の実力はあるのですが、どう受験勉強をしていけばいいか分からない状態で、練習不足は決定的でした。そして、その多くの問題はここからくるのだろうと思われますが、時々「体調不良」を起こし外に出られない日々が続いてしまいます。授業のうち2回に１回は来られなくて、振替授業を設定し直すのですが、それも休んでしまい、こちらの考えたようには勉強は進みませんでした。秋も半ばが過ぎたころ、受験校を具体的に決めようとしていたころ、彼が推薦入試の最後の締め切りがあるという話を持ってきました。それは仙台のある名の知れた私立大学のことでした。そこはけっこう推薦枠があるということでも知られているところです。「だめでもともとかな」という気持ちで出そうということになりました。一次審査は、高校からの調査書と面接での判断ということした。ところが大学からの返事が「Ａ判定」でした。つまり「ほぼ合格」という結論です。今までに、そこの推薦入試の結果を何度か見たことがありますが、みんな「Ｂ」判定か「Ｃ」判定でした。「よっぽどいい調査書の内容を、高校の先生が書いてくれたんだね」と私が言いましたが、彼は「Ａ判定が出るなんてとても信じられない」と言っていました。二次審査の小論文を練習させても、「大人の」文章を書くので私は大丈夫だと確信しました。きっと大学の審査した人の中に、少々問題はあっても彼のこれまでの苦労と努力をかってくれ、彼の将来にかけてみようと思う人がいたのだろうと思い、嬉しい気持ちになりました。

　二人は全然違う中学・高校生活でしたが、共通に心の中に持ち続けたものがあるとおもいます。それは「なんとかなるさ、だからひとまず自分を信じよう」ということだと思います。
　来年も、よろしくお願いいたします。