夏休みが始まって数日たち暑い日が続きます。連日の酷暑にもかかわらず、生徒達は夏期講習テキストの予習や、自分の勉強のために自習エリアに通ってきています。皆さんの夏休みの途中経過はどうでしょうか? 勉強に限らず、普段学校があるときには出来ないことにも挑戦してみてほしいです。
なお「新みやぎ模試」を申し込まれた中学生を対象に、8月11日(土)に外部会場で行います。試験が近くなったら、受験票を直接本人にお渡しいたします。
8月 | 11日(土) | 申込まれた中学生を対象に「新みやぎ模試」を外部会場で行います。詳しくは直接に伝えます。 |
12日(日)〜17日(金) | 通常授業はお休みです。 | |
25日(土) | 泉中央教室の授業は休みにいたします。 | |
26日(日) | 上記の振替授業を行います。 |
・ 8月25日(土)は七北田公園で「ふるさと祭り」があり、泉中央周辺が大変混雑します。そこで、泉中央教室の授業を休みとし、翌日26日(日)の同じ時間帯に振替授業を行います。(日曜日に「ふるさと祭り」が順延された場合は26日も「休み」として、その振替はまた後ほどご連絡いたします。)
・ 中3生に限り、これから受験用テキストなどを追加させていただきますので、後期教材費(\5000)を、8月分とともにお願いいたします。
・ 8月11日(土)の「新みやぎ模試」は、年度初めに\10000ともに申し込まれた生徒、今回は受けるという話をうかがっている生徒を対象に行います。なお、中1・2年生で今の自分の実力を知りたい生徒、中3生で高校の志望校の目途をつけたい生徒にお勧めします。1回 \3700です。直前まで申し込み可能です。
・ 夏休み期間中は、泉中央の教室を昼1時から夜10時まで開け、できるだけ自習ができるようにいたします。詳しいことは教室内に掲示してある表をご覧下さい。
今回の保護者面談で、皆さんが気にしているのは高校入試の方法の変更だと思いました。これまでは、「前期選抜」と「後期選抜」の2度のチャンスがありましたが、次回からは1回の選抜テストです。これは大きな変更ですが、実質としてはそれほどの大変革には私には見えません。むしろ、高校入試にまつわる様々な誤解を招かないための1つのやり方なのかなと思いました。
前期試験は推薦入試の色合いいが強い選抜方法でした。中学から提出された評定をもとに、基本的には英語・数学・国語の3教科で筆記試験を、それも後期選抜試験よりも若干レベルを落とし、学校によっては小論文のようなテストも加え行いました。さらに多くの学校が、その学校を受けるにあたり、内申点(中学の成績の合計、つまり評定)の限度を設けて、言わば「足切り」をしていました。ところが、それを実質的に行っていなかった一高は、評定が悪くてもひょっとしたら合格するかも、と思う者も受験に加わり、競争率が異常に上がってしまいました。実際、例えば「小論文」でうまくいき、合格した受験生もいたかもしれませんが、ごく少数だと思われます。
そこで、このことから、推薦入学という形を整備するなら、中学校が一定の基準で、その生徒の3年間を評価し、高校との取り決めで入学させるという形があっていいのではないかと思います。つまり「前期選抜」という形は取らずに、学校間である取り決めをして、数人はそういう形で入れて、残りは実際の試験で合格者を決定するという形です。もしそうならば今までとさほど違わないと思われます。
もう1つの傾向は試験の中身です。それは大学入試にもいえることですが、「記述問題」が質・量ともに増えていき、深化していく傾向にあります。例えば社会や理科の記述問題で、ある条件の下で問題が出されたときに「何のことを書けばいいかピンと来る」かどうかです。そのピンと来るかどうかは、社会や理科の知識の量の問題ではなく質の問題です。つまり、何故そうなったのか、ということを理解しているかどうかということです。そのようなことも含めて、「文章を正確に読み・書く」という練習が一層必要になってくるのではないでしょうか。
いよいよ中3生は、これから本格的な受験勉強に入っていきます。まずは全体的な底上げ、次にそれぞれの生徒に合わせた、どこにポイントを置いたらいいかの戦略も含めて、ひとまず「この夏」を乗り切っていきたいと思います。