2018年もいよいよ終わりになります。今年もいろいろなことがありました。これから社会に出て行く若い人たちも、世の中に振り回されない確かな歩みで進んで行ってほしいものです。
年が明けて、入試が近づきつつある受験生たちは、ひとまず目の前に迫ってくる門をたたくために準備をしなければなりません。そして、まだ見ぬ未来に希望を持って、自分の道を切り開いていってください。
新しい年もどうぞよろしくお願いします。
1月 | 1日(火)〜 3日(木) | 正月休みとします。 |
4日(金)~ 31日(木) | 通常授業を行います。※ | |
14日(月・祝) | 祝日ですが、通常授業を行います |
※1月4日(金)から1月の通常授業を開始いたします。特別に時間割変更の連絡がない生徒は、これまでどおりの時間で授業を行います。なお、これにともなって、1月の5週目の休みはありません。
12月になって嬉しいニュースが入ってきました。中野塾の生徒で高校3年生の2人が希望した大学に無事推薦合格しました。
一人は女子で、高1の時中野塾に来ました。高校の入学の時から栄養士になりたいという希望があり、大学は食品栄養学科に入学することを目指していました。そして希望の系列大学に無事推薦合格できました。もともとずば抜けてできているというわけではありませんが、安定して成績もよく、おとなしい印象があるけれど、しかししっかりとした女の子でした。高1・高2の頃は、中野塾で担当した長谷川先生とも相性がよく、数学・化学ともある程度の成績を取り続けていきました。高3になって横田先生に代わっても成績の良さは変わらず維持できました。何よりも本人の気持ちがしっかりしていたことが、今回の良い結果に結び付けたのだと思います。
これからはまず栄養士の資格を取り、本人にその気持ちがあればぜひ、国家資格である管理栄養士にも挑戦してほしいと思います。例えば、学校給食の献立を考えて、楽しく栄養のある食事から子供たちをサポートしたり、病気で困っている人の食事の面での助けになってくれればいいなと思います。
もう一人は男子で、高2の初めころから来始めました。彼の高校受験のことは、詳しくは知りませんが、おそらく第一希望の高校ではなかったようです。それから1年たって、成績が思ったより伸びず、中野塾に入ってきました。授業を少しずつやっていくと、数学もそれほどひどくなく、むしろ高校受験の時、ある程度やっていたなと感じさせる実力でした。多分、高校数学の入りで「しくじったのかな」と思いました。その後徐々に点数を取り出し、他の科目もひどくはなかったので、高3になるころには上の大学に上がれるぎりぎりの線に達しました。それからそれを維持しながら今回の内定の判断になったようです。高校受験で彼は「失敗した」と言っていましたが、その成果はその場では現れなかったですが、3年間を通じて、身についたものが徐々に表れてきたのだと思います。
仙台の大学は、ある意味で特殊な状況です。もちろん東北大学がありますが、そのほかの国公立大学は学部が特殊で、総合大学ではありません。宮城教育大学・宮城大学にしろ、志望大学にできない学生が結構います。そこで現実には、山形大学・岩手大学・福島大学を受験する生徒も多くなります。さらに国公立向きの受験生が私立を受験するのは、科目数から言って不利になることが多く、結構悩む生徒が多いです。ましてや、仙台を出たくないと思うと選択が限られてきます。おそらく「ある程度できる女の子たち」に顕著に言える悩みだと思います。
現在、高校受験生は、どの高校を受験するかの最終決定が迫られています。でもたとえ「失敗」しても、全力でぶつかったなら、結果としてそれが実際に生きてくる道は必ずあります。確かに目的を果たすにはそれなりの戦略・戦術がありますが、それ以前に「気持ちで行く」ことが重要です。あと1・2か月、全力で、気持ちで行ってください。
来年も、よろしくお願いします