2011年もいよいよ終わりになります。この歴史的な大震災も、過去の1つの記録となっていくのでしょう。しかし、共にこの大事件を経験した私たちは、そこから何を汲み取って、どのようにそれを生かしていくのか、つきつけられた課題は大きいと思います。
年が明けて、入試が目の前にせまってくる受験生たちは、この先行きの見えない時代の中で入試をしなければなりません。しかしそのような状況でも希望を持って進んでいって欲しいと思います。
新しい年もどうぞよろしくお願いします。
次のように通常授業を行います。冬期講習を受講中の方は、特に注意してください。
1月 | 1日(日)・2日(月)・3日(火) | 正月休みとします |
4日(水)〜 31日(火) | 通常授業を行います(※) | |
9日(月・祝) | 祝日ですが、通常授業を行います |
(※)1月4日(水)から1月の通常授業を開始いたします。特別に時間割変更の連絡を受けていない生徒は、これまでどおりの時間で来てください。なお、これにともなって、1月の5週目の休みはありません。
● 中学生を対象に下記のように「新みやぎ模試」を行います。
中1・2生 | 1月9日(月) | 9:00〜13:10 | 中野塾泉中央教室 |
中3生 | 1月8日(日) | 各会場 |
上記の日時に受けられない生徒は事前にご連絡ください。後日泉中央教室で受けられるように設定いたします。
● 高校1・2年生の全国模試を希望者に行います。
高校1・2年生の希望者には、塾でできる大学合格可能性判定のついた全国模試を1月中に行います。平日の来られるときに来て、各科目を順次受けてもらいます。
※中学・高校とも費用は教材費からまかないます。
今年は大変な年でした。そして私たちは普通の生活では体験できないことを経験しました。電気のない生活、水を確保しようとした日々、ガスが使えないとどうなるか、そしてガソリン不足に悩む日々、これらを共通に体験してきました。でもその中でひとつわかったことがありました。それは身近に同じように生活している人々がいるということでした。知り合いはもちろん、何もないときには他人でしかなかった人たちが、親近感をもって声をかけあうことが増えたことでした。今になって、またもとの関係に戻ったように見えますが、その記憶はみんなの中にあたたかく残っていると思います。この、人のぬくもりを感じた素直な気持ちを、私たちは大切にしていきたいと思います。
中野塾の案内書の表紙の裏に書いてある「啐啄(そったく)」について思い出しました。これから世の中に出ていくために自ら殻をつつくヒナと、それを感じて外から殻をつつき助ける親鳥の協働作業で新しい生命を誕生させるという中国の故事です。育ちたいと思う者と育ってほしいと願う者の協働作業が私の「塾」のイメージと重なって、私を支えています。それは経済的な関係も含めながらも、育ちたい、育ってほしいという素直な気持ちによってつながった、人と人との信頼の上に立つ自主的な協力関係です。そして具体的な人と人の間で生まれる創造的な係わり合いが、お互いを新たな局面に成長させていくのだと思います。そしその事を、塾での日々の中で実現できていければいいと願っています。
来年もよろしくお願いいたします。