今年の夏休みはあっという間に終わってしまいましたね。あたふたと学校が再開し、実力テストと期末試験がやって来ます。暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、6月・7月と追われるように勉強は進んできたように思います。でも、それが本当に定着できているかは別の問題です。学校の進み具合に対して、いわゆる「置いていかれた」と感じる生徒が一定数いるように思います。中野塾の生徒の中にも見うけられます。それは、本人は自覚できていないかもしれません。これから、期末試験に向けての練習が始まります。そこで、習ったことを一つ一つ確認していってほしいと思います。中間試験がなくなって、範囲も広くなってしまった科目もありますので。全体をもう一度見渡すことが必要だと思います。
8月 | 5週目の休みはありません | |
9月 | 16日(月)・23日(月) | 祝日・休日ですが通常授業を行います |
29日(日)・30日(月) | 5週目で休みです |
● 9月の後半に「保護者面談」を予定しております。この間の生徒の様子と成績の結果や模試の結果を見て、これからの学習指導についてご相談しようと思います。詳しい内容は後日改めてご連絡いたします。受験生にとっては志望校のめどを決めていく時期です。それも含めてご相談したいと思います。よろしくお願いいたします。
● 受験生にとってこれからが大切な時期です。保護者の方でもし授業の形式・回数を検討したいと思われることがあれば、お気軽にご相談ください。
さていよいよ期末試験の時期がやってきました。異例続きの前期でしたが、ここで気持ちを引き締めて、習ってきたことの確認と復習に努めましょう。そのために「Two Sundays」を8月30日(日)と9月6日(日)に行います。これは各中学校で配布された、前期期末考査試験範囲表に基づいて5教科の予想問題を作り、練習していくものです。中学生全員で日曜日を使い練習していきます。時間は16時から20時です。(成田中学の生徒には、試験の日程が早いので、23日の14時から18時でも行います。)また、小学生・高校生にも学校のテストに備えて、プリントで練習したい部分があれば印刷します。積極的に申し出てください。なお、Two Sundaysのプリントを2・30枚配布するのにあたり、いつもの授業料とともに\2000をお願いいたします。
中3生にとっては今回の試験で、入試で高校に提出する3年間の「評定」が決まる最後の試験です。少しでも内申の点を上げる最後の機会です。きっちり準備をして悔いのないように頑張ってください。
後で考えると、あのときから別の世界に迷い込んでしまった、という瞬間があります。私のような仕事をしていると経験としてあるのは「突然学校に行けなくなる」生徒のことです。
私自身のことで言えば、私が通った中高一貫の学校はいわゆる「ゆるい」学校で、「人として外れていなければ」許されるという空気のある学校でした。今から考えれば、結構勝手なことをしていました。私も、だからやっていけたと言えるかも知れません。ですから、今の学校の、その場の息苦しさは想像できます。もちろんそういう状況に陥るのは個人的な要因と偶然が重なったときで、誰にでも起きるわけではありません。実は私が仙台で塾を始めた、間もないときに、そういう迷い込んでしまった生徒を見ていました。当時中3生でした。彼は中学の入学式の後から学校に行けなくなっていました。家庭は祖母もいる温かい家庭で、弟はすでに中野塾の生徒として通っていました。兄の彼が中3になって私のところに来てくれるようになり、もともと能力的に問題があるわけではなく、中学3年間の内容を英語・数学を中心に教えていきました。その後かなりのスピードでマスターしていき、卒業するころは一応中3生としての実力としての状態になりました。それからは、通信高校に進学して、テレビの通信授業を利用していたこともあり、その方面に興味を持ち、テレビの技術を勉強するため、東京の専門学校に進学していきました。また別に、そのあとも私はいろいろなケースで学校に行けない生徒をみてきましたが、私の塾の最初の頃の生徒として、忘れられない彼です。
特に今の時期、いろいろなストレスがあり、社会的にも不安定な時期です。子どもにとっても大人以上に精神的にダメージがかかっています。それをうまく表現できずに悩んでいる子どもたちも大勢いると思います。大人ももちろん大変なときですが、だからこそ、子どもたちのことをしっかり見てあげられる環境を作っていきたいと思っています。