2024年 11月 24日 (日)

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塾長のページ(夢学館):もりTの日記



2011年3月30日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.11

カテゴリ:もりTの日記

今回は写真はありません。

一昨日、私の教え子の1人が自衛隊の高等工科学校に行くということで

ご自宅まで本人に会いにいったところ、、、

親戚、知人の方達が集まって送別会の真っ最中でした。

玄関先の挨拶で帰るつもりが、飛び入り参加させて頂くことに。。。

そこで、いろいろな方とお知り合いになれたのですが、

私は初対面だったのですが、その中に現役の自衛官のSさんも参加されていました。

彼の階級は陸曹。。。

今回の大震災では、多方面で救援活動をされていたそうです。

その中で福島原発の話に及ぶと、

Sさんはしんみりとこんな話をしてくれました。

彼は、あの原発に放水した大型ヘリを見送る場面にいたそうです。

「ヘリの隊員達は皆、泣いてましたよ。

現実に迫った死ぬかもしれない恐怖。

家族への想い。。。

たまらなかったっすねぇ・・・」

思わず聞き入ってしまった私でしたが

今回ばかりは、

最前線で働いてくれている自衛隊の人たちは本当に命を張っているのだと心の底から思いました。

ギリギリの極限で命を張っている人たちの存在がある中で

政治家が軽々しく「命を賭けて取り組みます」なんで言わないで欲しい。

憤りにも近い想いで、そう強く思いました。

今なお、私の家の近所には毎日自衛隊の車両がひっきりなしに通行しています。

あらためて、被災地で活動される全ての自衛官の皆さんに感謝申し上げます。



2011年3月29日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.10

カテゴリ:もりTの日記

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震災6日目くらいだったと思いますが

国道45号線沿いに塩釜まで自転車で行ってみました。

知り合いのご実家が塩釜ということで様子を見に行くことが主な目的でしたが

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途中、道路の両脇には津波で大破した車が縦列に並んでいて

異様な雰囲気でした。

たまに家族で来るレストランや焼き肉屋さん

皆、津波にのまれていました。

特に多賀城付近は1.7メートルくらいの津波が国道を超えた跡があります。

正直、絶句です。

普段から通り慣れた道だけに

この変わり様はなんとも言葉にできません。

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塩釜のマリンゲートに来てまず目に入ったのが

陸に打ち上げられた遊覧船です。

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このような船が数隻ありました。

塩釜は湾の奥に港がある感じなので

津波は湾の奥に行くほど増幅され、かなり高くなったと思います。

ちょっと小高いところでも

1メートルは超えていたであろう津波の痕跡に

ただただ言葉失いながら写真を撮り続けました。

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コンビニをも貫通する津波。

防災教育、

子供も大人も、私たちはこの教訓を必ず活かさなければなりません。

そうしなければ、これまで数々の震災で犠牲になられた御霊に申し訳がたちません。



2011年3月28日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.9

カテゴリ:もりTの日記

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壁やガラスに残った津波の跡

至る所でこのような跡が見られます。

これも昨日と同じ蒲生地区の写真です。

海岸線から1.5キロくらいは離れていると思いますが、

それでも目測で大人の背丈ほどの津波がここを襲ったようです。

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街を一つ丸ごと消滅させる津波、、、

実際に目の当たりにした人たちは、、、

恐らく「死」と隣り合わせだったに違いありません。。。

私は、自宅も津波に巻き込まれず

このように生きていられるわけで、、、

このことに感謝しつつ、、、

まだまだ震災で壮絶な闘いをしている被災者の皆さんの

お役に立てることを真剣に考えています。

このブログは、幸いにして全国の方に見て頂いているようです。

あらためて、全国の皆さんには

この家や家族を失われた人々の支えになって欲しいと切にお願い致します。

是非、お願い致します。



2011年3月27日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.8

カテゴリ:もりTの日記

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仙台市若林区七北田川の河口から1キロくらいの写真です。

河口に近づけば近づくほど、津波の威力が恐ろしいほど分かります。

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遠くに見えるのは、恐らく消防の待機所のようです。

全国の消防の部隊が仙台でも活動してくれていました。

私が確認しただけでも

岡山の部隊、三重の部隊が国道45号を走っていました。

本当に感謝です。

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そして、蒲生地区の下水処理施設、、、

下水処理場は相当数の施設が使用不能とのこと。。。

ニュースによれば、再建に数年単位かかるとか・・・

当たり前のように使えていたものが使えない現実、、、

それでも私たちは現実を直視しなければなりません。

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現実の姿を目に焼き付け、

次の世代に教訓をしっかり伝えていくというのも私たち大人の務めなのかもしれません。

震災から2週間、、、

ようやく気持ちも落ち着いてきましたが、

それでも連日放送される報道を見るにつけ

胸が締め付けられる想いです。



2011年3月26日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.7

カテゴリ:もりTの日記

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我が家の裏の川の写真です。

自分の家のすぐ裏というわけではないのですが、

それでも河口から4キロくらいの所です。

この光景が河口に近づくほど凄まじくなります。

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この家の方達は無事だったのだろうか・・・

無事であって欲しい。。。

見ず知らずのご家庭ですが

一人一人、一家庭一家庭、少しでも多く助かっていて欲しい

私は被災したと言っても、全然恵まれた方だと思います。

今、自分に出来ること、お手伝いできそうなことを思案しています。



2011年3月25日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.6

カテゴリ:もりTの日記

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話が前後しますが、

写真は震災3日目の早朝です。。。

ことの深刻さを感じながら自転車で走っていたところ、、、

待機中の自衛隊の車列に遭遇。。。

どこの部隊か分かりませんが、、、

数名の隊員の方から「頑張れよ!」「負けるなよ!」

涙が止まりませんでした。。。

こんなにも「頑張れ」という言葉に重み、有り難みを感じたことはありません。。。

ことあるごとにその存在意義が議論されますが、、、

この日ほど、自衛隊の皆さんの存在を有り難いと感じたことはありません。。。

国家、国民のために危険を顧みず活動をしてくれている自衛隊、

消防隊、警察、海上保安庁、

国家のために活動する全ての人に感謝と敬意の念で私たちは接するべきだと思いました。



2011年3月24日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.5

カテゴリ:もりTの日記

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頭で分かっていても、

実際に爪痕を見るたびに涙がでてきてしまいました。

自然の猛威とはいえ、

こんなにも試練を我々に与えるのか・・・

震災4日目の写真です。
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トレーラーもいとも簡単に持ち上げてしまう水の力。。。

できるだけ多くの人が助かっていて欲しい。。。

ただそれだけを祈るのみです。。。

まだまだ避難所で不便を抱えている人がたくさんいます。

このブログを見ている全ての人へ、、、

まだ被災された人々の闘いは続いています。。。

残った私たちで、出来る範囲でサポートを続けるべきです。



2011年3月23日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.4

カテゴリ:もりTの日記

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震災3日目に塾が入居しているマンションに行きました。

外壁、廊下に大きな損傷があるものの、

修復可能な印象です。。。

受講生の安全の確保が最優先で、

講義は今週いっぱい休講です。。。

経営的には結構厳しいのですが、、、

まずは健全な環境を整えることが第一と考えています。

各ご家庭からも励ましのメールを頂いておりました。

この場をお借りして皆様に御礼申し上げます。

講師森、必ず復活してみせます!!

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それにしても、宮城沖地震のときでさえ、

実家のマンションはここまで損傷はひどくなかったような気がします。

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事務スペースは、積み上げたカラーボックスが崩れ落ち、、、

教材などが散乱して足の踏み場もありませんが、

講義スペースは幸いすぐにでも授業ができる状態でした。

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マンションには全盲の知り合いもいて

上の写真はその方の部屋からの一望です。。。

遠くに脱線した仙山線が見えます。。。

この方、あの揺れにも関わらず無事で良かったのですが、、、

部屋はダッシュボードのガラスが散乱していて

1時間ほど片付けを手伝って来ました。

停電中は私たちは明るい時間帯しか活動できなかったのですが、、、

この方「オレは昼も夜も関係ないからずっと片付けてたんだ!」

笑えないブラックですが、、、

こういう人の淡々とした物言いに心が癒されました。。。

被災した皆さん、、、

何が何でも自分たちの街を復興させましょう!!



2011年3月22日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.3

カテゴリ:もりTの日記

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石油コンビナートは丸4日間は煙を吐いていました。

自宅からは恐らく7〜8キロは離れていると思いますが、

夜は停電の中、このコンビナート火災の光のみが自宅を照らし、

ちょっとした恐怖感でした。

3日目だったか、風向きのせいで、自宅周辺は重油の臭いで覆われました。

呼吸器に疾患をかかえていた人は大変だったと思います。

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火災のせいか、ガソリンは市内で品薄の状態が続いています。

今週中にガソリンの品薄は解消されるとはされていますが、、、

ニュースでは被災していない地域での買い占めのニュースが流れています。

どうか皆さん、被災地の輸送機関のために燃料を回して下さい。。。



2011年3月21日

震災報告「このブログを見ている全ての方へ」No.2

カテゴリ:もりTの日記

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自宅のすぐ近くの河川敷です。

亀裂を見る限り、揺れの凄まじさが分かります。

地面が濡れているのは、津波によるものと思われます。

ということは、自宅裏当たりでは

だいたい2メートルくらい水位が上がったかもしれません。

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このような亀裂が至る所に見られます。

太平洋沿岸は75センチも沈降したとニュースが行っていました。

私の若林在住の親友「菊地たかよし」くんは避難所の運営を

お父上と共に手伝っているようです。

彼の奥さんは自衛官です。

彼の話によれば、「2〜3週間は戻ってこれないだろう」

同じ被災者でありながら、社会のために尽くす姿勢、、、

頭が下がります。。。

消防、警察、自衛隊など、全ての現場で活動している人たちに感謝申し上げます。

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