日に日に寒くなっているこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。先日(13日(日))の自習室開放に予想以上の中学生が集まり、それぞれの課題に取り組んでいました。これからも機会を見て、休日の自習室開放を行っていきたいと思います。
また高3生、中3生ともいよいよ入試日が近づいてきて、残りの日数を数えられるほどになってきました。現在、高3生にはセンター試験過去問練習および各自の志望校受験のための練習も取り入れながら、勉強のペースを今まで以上にあげてきています。中3生も自分の実力が伸びてきていると実感できる者が何人も出てきました。中3の土曜ゼミも、11月4週目から公立高校入試の過去問題を利用して、通常授業と連携しながら授業を行っていきます。いよいよ本番に向けて、ロングスパートの開始です。
先日、来年度から中学校で使用される新しい教科書の内容についての概要を見ました。感想としては、6年前に教科内容を軽くするため高校に先送りされた内容のほとんどが戻ってきた、というところでしょうか。しかし、その扱いが「発展学習」とされているので、それを各学校で教えるのか教えないのか、また教えるにしてもどの程度重要視して教えるのか、今の段階ではわかりません。ただ、入試との関係で言えば、おそらく原則としては公立高校の入試問題にはこの「発展学習」の内容は出題されず、私立の入試問題には出題されることが予想されます。この「あいまいさ」を学校ではどのように授業するかは注意して見ていきたいと思います。
確かに現在使われている教科書は、例えば数学に関して言えば、その内容が軽くなったことより、その内容を自分のものにするための練習問題の量の少なさが問題だと感じていました。その上でこのような「あいまいさ」を学校の何十人といるクラスの中でどう処理し、一人一人に定着させていくのかは、さらにますます教師にとっても、生徒にとっても厳しい状況になってくるのではないかと思います。